親方の発案、強い信念からはじまった地元特産品・のりうどん構想。
原料となる海苔粉供給はアイザワ水産の先代から三代目・相澤太へと引き継がれてなお、さらに長い道のりを経て、絶品のりうどんの完成に至りました。
*バイタリティ溢れる親方(左:大森宣勝氏)は、勢いも粘りも半端ないです!
共に職人同士。利益や安定供給は二の次とも言えるほど味へのこだわり、さらに地域への思いがあります。
最初はお互いそれぞれのこだわりやプライドの異質さを、バカじゃないかなと思う時期すらあった気がします。
・「絶対に良い海苔しかパウダーにしない。」海苔の品質と味、挽き方にもこだわる職人漁師。
・「海苔の風味を活かすには、一食分に海苔2枚分(全形)は必要。」食の提供に妥協しない親方の信念。
粉末加工段階での試作や失敗も数え切れません。親方も同様に試行錯誤を重ねたと思います。
絶対に譲れない共通の目的があったからです。
大曲浜の”美味い海苔”を、最高に美味しいのりうどんとして、一人でも多くの人に食べて喜んで欲しいという願い。そのための特産品開発であること。大切な目的の一致でした。